本としおり
こんにちは。
平木です。

その昔、ゲームブックというのが流行りました。
ファミコン時代のお話しです(笑)

小説ように読み進めていくとパラグラフとよばれる分岐点が出てきます。
そこで物語りの主人公である自分が選んだ選択肢によって物語りが変わっていくわけですね。
宝箱





例:1のルート(選択)を選んだらp.○○へ


とかみたいに。
本なのに、前後あっちこっちのページへ飛ぶんです。
だから本を頭から読み進めても、前のパラグラフを読んでないとチンプンカンプンなのです。
サイコロ





時にはモンスターなんかと戦ったりもします。
紙と鉛筆とサイコロで自分自身でルール判定しながら戦ったり、罠にかかれば
サイコロを振った出目の分、ダメージを喰らったり。
ドラゴンシルエット

主にファンタジー系が多かったように思いますが、なかにはホラーやSF
みたいな変わりダネもありました。
そうそう。
ホームズと一緒に冒険・推理なんてのも!

海外ではTRPGが一般的だったみたいですが、日本では高額なうえ、
一緒に遊ぶ仲間も揃えなくちゃいけなかったり(最低でも4〜5人が必要)
そもそも取り扱うお店自体が少なかったり。
そんな理由もあって一人でも冒険できるこのジャンルが
ファンタジーの世界を広く浸透させるのに一役買ったように思います。
いまではファンタジー=RPGのイメージが定着しました。
当時はコンピュータゲームのグラフィック表現が乏しかったので、
本独自の美しいイラストなんかも好きでした。
スマホイラスト

ファンタジー=RPGはその先、家庭用ゲーム機の発達に伴いグラフィックを売りに
ドラマや演出も強化され、いろいろ有名なゲームが生まれました。
片や、サウンドノベルやアドベンチャーゲームなども独自の進化をとげました。
ゲームブックの方式を色濃く受け継いだサウンドノベルは好きでしたね。当時。

最近でも電子書籍なんかでゲームブックも復活しているみたいです。

また実際に参加型の謎解きアトラクションなどで、ゲームブックを絡ませたり
なんてのもあるみたいです。
男性マーク

選択肢というのは、実際の人生のなかでも様々に自分たちの前に現れます。
小さなことから大きなことまで。

あの時、あのルートを選んでたら今頃。。。
そんな事を思う人も多いのではないでしょうか?(笑)

人生はゲームのように「やり直し」がきかないのは当たり前です。
また簡単に投げやることも出来ません。
「も〜止めた」と本を閉じることも出来なければ
リセットして以前にセーブしたところからリ・スタートもできません。
だから、もう一度最初から・・・なんてことも出来ません。

さらに実際の自分自身は、一国を救うヒーローでもなければ
謎を解き明かす知力に恵まれているわけでもなく
些細なことでつまづいたり、くよくよしがちな、
そして、例え平凡でも嬉しいこと・悲しいことを感じることも出来る
ごくごく普通の人です。
自分で選択の余地のない不幸な時代もありましたが
現代ならばパラグラフも無数にあります。

ゲームのように「最良のルート」みたいな答えはひとつではないのかもしれませんね。

それでもパワレル・ワールドやタイム・トラベルものが
いまでも映画やドラマ、SF小説で廃れないのは
誰もがその「最良のルート」を欲する気持ちがあるからかもしれません。

IF(イフ)はいつだって魅力的ですが
「過去」が連なって「今」があって
「今」が連なって「未来」があるのが道理です。

今を生きる。常に最良を探して。
結局はそれが「最良のルート」なのかもしれませんね。

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