亡きお母様の俳句集作り。故郷である丹後伊根の舟屋の写真で喜ばれました

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こんにちは猪崎です。

もう10年も前になりますが、亡くなられたお母様のために、ご兄弟で句集を作りたいと、父の知り合いが相談にみえられました。

何でも他の印刷会社に相談したところ、最低でも300冊は作らなければならないと。

特に売る目的でもなく、生前親しかった人に、お母様の趣味だった俳句を読んでもらいたい!
ただそれだけの理由でしたので、それほどの冊数は不要でした。

諦らめかけていた際、たまたま私の父に相談し、紹介されたそうです。

「それならオンデマンド印刷を使えば、本当に必要な部数だけ作れますよ!」

その時その方の顔が、みるみる明るくなったのを今でも忘れません。

始めはモノクロで考えられていましたが、話を伺っていると、幼少期のお母様との思い出話に花が咲き、郷土である丹後半島の美しさを楽しそうにお話されていました。

取り分け丹後伊根の舟屋には思入れが強く、思い出の場所は全て当時生活していた舟屋でした。

それならいっそカラーにしませんか?

扉ページに舟屋の写真を使ってあげたい!
私は純粋にそう思い、カラーオンデマンドをお薦めしました。

予算はページや冊数を抑えれば、なんとか行けそうで、デサインに関しては私が手弁当で作りました。

ただの遺作ではなく、思い出の句集です。
一緒に写真を選びながら、色々エピソードを聞き、
時間は大分かかりましたが、
良い作品が出来ました。

この話は後日談があり、

作った句集はその後、地元丹後のお母様が馴染にしていたお店に置かれました。

それがその内地元新聞社の目に止まり、報道されることに!

記事を見た方から「是非読みたい!」とのオファーが殺到!

当初少ない部数しか作成していませんでしたので、
すぐに増刷となり、気がつけば、他の印刷会社も受付けられる部数となっていました。

商売は採算が大事ですが、
採算だけでもないと思わせてくれた仕事でした。

猪崎
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