オフセット印刷について

刷版についたインキを、ブランケットと呼ばれる樹脂やゴム製の転写ローラーにいったん移し(Off)、そのブランケットを介して印刷用紙に転写(Set)されるといった、版と用紙が直接触れない印刷方式から、「オフセット」という名がつきました。
オフセット印刷機 図

オフセット印刷では水と油が反発することを利用して印刷をおこなっています。オフセット印刷で使用される刷版(印刷の原稿になる版)は、アルミ板で作られたPS版というものが使われるのが一般的です。
PS版の表面には感光剤が塗布してあり、紫外線やレーザー光などで感光させて現像をすると、画線部は親油性、画線以外の部分は親水性の異なる性質を持つようになります。
そ して、印刷をするために版にインキを塗布するときは、インクを塗布する前に水(湿し水)を塗布します。そうすると、親水性の性質を持つ画線以外の部分に水 が残り、その状態に油性のインクを塗布すると画線以外の部分は水によってインクがはじかれて塗布されるのを防ぎ、親油性を持つ画線部にのみインクが塗布さ れることになります。なお、最近注目を浴びている湿し水を使わない水なし印刷では、画線以外の部分にシリコンなどの油をはじく性質を持つ版が使われていま す。
こうして塗布されたインクは紙に直接転写されるのではなく、弾力性のあるゴムや樹脂などでできたブランケット胴にいったん転写されてから圧力が加えられて紙に転写されます。
オフセット印刷機には紙1枚ずつに印刷をしていく枚葉機、大量印刷用にロール状の巻取り紙に連続的に印刷する輪転機などがあり、
非常に鮮明な印刷が可能で、版が直接紙に触れないことから大量印刷にも適しています。
本づくりに必要なこと

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